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  第176回『まちむら興し塾』 2020年 8月18日
  オンラインセミナー

   
テーマ  クラウドファンディングの活用事業

   コメンテーター JTB地域振興担担当者
 
    『まちむら興し塾』 勉強会の様子・参加者写真
 
  まえがき
   今月は久しぶりに、コロナの影響を考慮して4月からを休止して
  いた『まちむら興し塾』を再開しました。

  遅れていた総会も7月に開催され、今期度の事業が決まりました。

  1.クラウドファンディングを活用して街興しの事業の推進
  2.昨年度から中断されていました
    「大崎ウイズシティー イベント開催」事業
 
  の2つの事業を中心に活動してゆくこととなり、先ずはクラウド
  ファンディング事業活用事業に取り組むことにして、未知のジャ
  ンルだっので、その手ほどきを、JTBの地域振興の担当者の方
  からのオンライン講演をして頂きました。


   オンライン用の設備・設営が初めてだったので、若干、トラブル
  もありましたが、何とか、無事、内容の把握ができました。

 
 
 ● 今回より月例『まちむら興し塾』の会場が、品川駅から徒歩10分、
   閑静な住宅街にある「高輪蕎麦茶房 ミポーズハウス」での開催に
   なりました。


    《 「高輪蕎麦茶房 ミポーズハウス」の紹介 》
 
   
 高輪蕎麦茶房 ミポーズハウス  港区高輪4-24-38
 本格10割そばがお薦め。ランチタイムはワンコインのメニューも用意。
 
 
クラウドファンディング仕組み図
 【 クラウドファンディングとは 】
  ◎ 定義 出展 Wikipedia「クラウドファンディング」
    群衆(crowd)と資金調達(funding)を組み合わ
   せた造語であり、不特定多数の人が通常インターネット経由で
   他の人々や組織に財源の提供や協力などを行うことを意味する。
   出展:おかねの窓口
   
    「起案者(団体や企業など)」はネット上で「プロジェクト」
   を立ち上げて「支援者」を募って出資してもらい、対価として
   支援者へリターンを渡すという仕組みです。


     さまざまな型のCFがありますが、基本的にはすべてこのカタ
   チで成り立っています。

     「さまざまな型」といいましたが、CFは大きく分けて3つの
   型(購入型・寄付型・投資型)があります。


    【クラウドファンディングの種類】
  ● 購入型

    一般的に「クラウドファンディング」といえば、まず始めに思
    い浮かぶのがスタンダードな「購入型」です。

    企画者へ資金支援をして、商品・サービスなどのリターンを
   受け取る。


 
  ● 寄付型

     被災地などへの資金の寄付が目的
    モノやサービスのリターンはありません。
    災害の復興支援や町おこしなどの社会貢献的な要素が強い。


  ● 投資型 
     ○ フアンド型
       企画書へ資金支援をし商品の他に、事業成功後の収益も
      リターンとして受け取る
    ○ 貸付型
       企画者へ資金を貸付。
       貸付額の他に金利をリターンとして受け取る
    ○ 株式型
      企画者の株を購入。
      売却した後に、購入額との差額がリターンとなる。
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  今回取り組みは、『購入型』のジャンルの「地域活性化」を中心
  に展開をしてゆく予定です。

   購入型の内容を見ると、ほとんどが企画者が取り組んだ、また
  は取り組みたい新商品、新メニューを提供するのに、取組む準備
  ・過程の課題の支援ではなく製品・サービスの販売促進を目的に、
  リターンとして、公募期間中、割引きを前面に打ち出しているプ
  ロジェクトが圧倒的です。

  一種のネット通販とふるさと納税の仕組みの変則手法です。


 ▲ 購入型支援者のメリット
 

   1.一般販売される前の試作品、レアモノが手に入る

    購入型のプロジェクトは、オリジナルで小規模なモノが中
     心です。

    支援者の興味をそそる、価値観が高い個性的な製品や、サー
     ビスを手に入れることができます。

   2.プロジェクトの支援に参加している満足感・楽しさがある
     これはプロジェクトの支援に参加している満足感に浸れる。

     ネット上でも、人と人とのつながりでプロジェクトを成功
     させる楽しさは何ものにも代えがたい経験です。 


  ▼ 支援者のデメリット

   1.プロジェクトが成立しない場合もある
     プロジェクトは起案者側が必要としている金額に満たない
     場合には、成立しないものもあります。 

  プロジェクトには
    「All or Nothing(達成後支援)型」と
    「ダイレクト(即時支援)型」という2つのタイプがあります。

    All or Nothing型」は、必要金額を達成して出資となるの
    で、成立までは返金の保証がありますが、
    「ダイレクト型」は、必要金額などの設定がないため、一度
    成立したら返金されないので注意が必要です。

   購入型や投資型の場合は、出資金に対する明確なリターン
    (対価)が存在します。

    購入型ではプロジェクト成立後でも途中で失敗になってしま
    うと、完成したモノやサービスがなく支援金が戻ってこない
    場合があります。

  2.リターンが手に入るまで時間がかかることがある
    購入型はプロジェクト成立後に製品の制作に入ります。

   製品・サービスにもよりますが、制作には何週間~何か月と
    いう時間がかかるものもあるので、通販のように数日で届く
    というわけではないので、事前に理解しておく必要がありま
    す。


 ▲ 起案者のメリット
   
  1.アンテナの高い積極的な消費者が集まっている
    クラウドファンディングという新しいカタチのサービスに興
    味を持つ支援者は、アンテナを高くはっている人が多い傾向
    にあります。  

   新しいサービスや新しい製品など新しいモノが好きであった
    り、オリジナルなモノへの購入が積極的なユーザーが集まっ
    ています。

    
企業がテストマーケティングとして利用し、消費者の反応を
    早い段階で知ることができます。

  2.プロモーションを手伝ってくれる
     今の時代、良いものを作れば売れるというものではない。

   企業はさまざまな広告・販売促進手段を使って商品の良さを
    アピールしているが、クラウドファンディングのプラットフ
    ォームを利用し、露出を増やして企業のPR効果をあげてい
    るところもあります。

  3.ベンチャー企業でも資金を調達しやすい
     通常、金融機関では過去の業績を元に融資の可否を判断す
    るため、創業間もないベンチャー企業は資金の調達に苦労す
    ることが多く、クラウドファンディングを利用することで資
    金調達が可能になる。

 ▼ 起案者のデメリット

   1.手数料や金利がそれなりにかかる

     プラットフォームを運営している企業も支援者を集めるの
     にさまざまなプロモーションを行っています。

    当然取扱いコストとして、運営者に達成金額に応じて10%
     ~20%手数料が必要となります。

   2.プロジェクト成立後、自分たちの意思でやめるのはむずか
     しい

     プロジェクトが成立すれば出資金も手元に入り、商品の作
     成となるが、一方、特別な理由がない限り、途中で中止は
     できない。

    プラットフォーム運営者とも契約をしているので責任が生
     じます。

    万が一納得を得られない理由で中止の場合は、商品や企業
     のイメージダウンとなり、損害賠償の対象になります。

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 ■ 主な購入型クラウドファンディング運営事業者の手数料

   支援者からの支援金合計に手数料が掛かります。
   
   従って希望金額の満額が達成されても、下記の手数料が引かれ
   ますので満額は入らないので注意が必要です。

   ただし、目標額未達の場合は手数料は掛かりません。

   購入型クラウドファンディングでは、通常の手数料の他に、決
   済手数料も必要になる運営事業者があります。

   各クラウドファンディングサービスを検討する際には、決済手
   数料も考慮に入れる必要がある。。


事業者名 手数料
 Kibidango【きびだんご】 10%
 MotionGallery(モーションギャラリー) 10%
 checkered flag(チェッカーフラッグ)
 ※個人や設立3年以内、また資本金3,000万円未満の企  業の場合は手数料が5%。(2019年2月7日時点)
10%
 CAMPFIRE(キャンプファイヤー) 17%
 Readyfor(レディーフォー) 
 
※シンプルプランの場合は手数料が12%になります。
17%
 Kanatta 17%
 Makuake(マクアケ) 20%
 A-port(エーポート)   朝日新聞社が運営 20%
 GREEN FUNDING(グリーンファンディング) 20%
 ShootingStar (シューティングスター) 20%
 COUNTDOWN(カウントダウン) 20%
 ENjiNE(エンジン) 22.80%
 未来ショッピング      日経新聞社が運営 22.80%
  ◆  購入型クラウドファンディングのカテゴリー
   ・プロダクト  ・ファッション ・フード ・レストラン・バー

テクノロジー ・コスメ・ビューティー  ・アート・写真

映画・映像     ・アニメ・マンガ   ・お笑い・エンタメ
出版・ジャーナリズム 演劇・パフォーマンス 
スポーツ    ・スタートアップ 地域活性化 音楽
社会貢献
   ・世界一周 ・ゲーム教育

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   Makuakeの『地域活性化』プロジェクトの一部
 家庭消費向け「国産冷凍ブロッコリー」商品開発!若手農業者を応援して地方を元気に!
募集開始日 現在の支援額 現在の目標の達成率
27日 185,000円 12%
”営業再開”合格の湯の氷ノ山の湯側の顧客満足度をアップしたい
42日 15,000円 2%
滋賀県の禅宗のお寺妙感寺の石庭復旧プロジェクト
42日 118,000円 29%
【200本限定醸造】秋田を愛する12名がつくる日本酒
「rice,water」誕生
35日 2,244,200円 748%
【浄住寺×京都市観光協会】
紅葉のトンネルが美しいお寺で、京都の秋を愉しむ
47日 353,000円 141%
クリエイティブで斬新な地産地消アクションでラーメンを作り【鳥取】をスターにする!
28日 1,459,000円 29%
津波で全壊した宮城県の酒蔵がついに復活!復活蔵での最初の日本酒を限定販売
終了 5,851,000円 195%
日本の「祭」「踊」を発信! Club Festa Okinawaから沖縄を元気に
終了 1,964,000円 39%
山梨から産地直送!皮ごと食べられる新鮮な桃【3代目桃農家の農業再生プロジェクト】
終了 1,917,850円 191%
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 『まちむら興し塾』&二次会  
 今回は室内を暗くしてオンラインでの講演を聞いたため、室内が暗く、
 顔が不鮮明になっしまいました。
 
  
               参加者全員
 
 後列左から上田さん、初参加の大内さん、初参加の西さん、宮林さん、
 柿澤さん
 前列 長坂、伊籐さん  
 
宮林さん、伊籐さん  お二人とも初参加
大内さん、西さん 
   
上田さん  伊籐さん 
   
 会場を提供してくれた 柿澤さん  宮林さん
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 お問い合わせ・入会ご希望者 
  NPO法人ふれあいまちむら興し塾 

   270-0034 松戸市新松戸3-222-203
    TEL 047-330-4421 FAX 047-344-1993

       E-mail: ls-plan@lapis.plala.or.jp 
   http://machimura-okoshijuku.com/
   http://www.honobono-taiken.net